国立国際医療センター
International Medical Center of Japan

臨床研究研修コース

 

 


臨床研究研修コース

 

「医学研究における優れたインスピレーションの多くは患者の診療から生まれる(LE Rosenberg1999)」という言葉に代表されるごとく、医療の進歩という点において、臨床と研究とは不可分のものです。現状に満足することなく、新たな診療の根拠(evidence)を創ること、そして使うことが今後の臨床医の姿勢として求められています。

 

 そこで、国立国際医療センターでは、卒後臨床研修の一環として、evidence-based medicine(EBM)を実践し新たなエビデンスを創出できる(臨床研究に従事する)医師を育成する目的で、minimal essenceに相当する部分の知識を提供するための臨床研究研修コースを提供します。

 

 このコースは、EBMの意義と実践、疫学、生物統計、データマネージメント、医療倫理など6つの講義科目からなり(1回1時間×6週間)、EBMの実践および臨床研究へのイントロダクションの一助となることを期待しています。

 

 

 

 

研修コースの日程と教材のダウンロード (内部閲覧専用



 ここで習得した知識を実際の臨床現場でEBMとして実践すること、さらにトランスレーショナル(展開)研究の担い手としての臨床医学研究者(Physician-Scientist)の道を歩む医師が出てくることなどが期待されています。ちなみにアメリカでも、過去20年間にPhysician-Scientistの数は大幅に減少しており — 1983年(18,535人)から1998年(14,479人)までに約20%減少し、それとともに強い研究志向を持つ医学部卒業生の割合も低下している —若手医師からの、研究志向性を持った人材の育成が精力的に取り組まれています。

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Last update: 2006.9.14